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アルコール性肝障害

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アルコール性肝障害

アルコール多飲により最初に起こる疾患は脂肪肝であり、大量飲酒者のほとんどに見られます。アルコール性脂肪肝の状態にある人が、連続大量飲酒を繰り返すと、その約10~20%にアルコール性肝炎が発症します。肝炎を発症すると採血で肝逸脱酵素(AST、ALT、γGTP)の上昇、黄疸、発熱、全身倦怠感、嘔吐、下痢症状を伴います。長期に大量飲酒を継続すると、肝臓の繊維化が進み、アルコール性肝繊維症からアルコール性肝硬変に至る場合があります。アルコール性肝硬変は日本酒換算で5合程度以上を20~30年以上続けている人に多発します。ただし、女性の場合はその3分の2の飲酒量で、かつ飲酒期間も12~20年程度で肝硬変に至る場合が多いです。アルコール依存症者のうち10~30%程度の人に発病します。肝細胞癌の成因においては、約7~13%がアルコール性です。

治療の基本は禁酒であり、その他の治療法は補助的です。高血圧、糖尿病、高脂血症などの他の生活習慣病を合併していることが多く、これらの生活習慣病や栄養障害がその進展に関与している症例も多いです。そのため、生活習慣病の予防と合わせた生活改善の一環として、減酒・禁酒することが重要になります。アルコール性肝炎や肝硬変にいたる例では、社会的、精神的な改善が望まれるアルコール依存症がほとんどで、早い段階で肝障害の進展を防止するために、減酒ではなく禁酒が必要で、精神科医の受診が推奨されます。内科医、産業医、精神科医など医師の連携はもとより、保健師を中心としたメディカルスタッフや断酒会などの地域連携を密にし、心理社会的治療を併用しながら断酒の治療を行う必要があります。重症アルコール性肝炎では、早期から薬物治療を開始します。消化管出血の予防や加療、腎不全の治療など、合併症に配慮した治療も必要です。アルコール性肝硬変に伴う肝不全では、腹水や肝性脳症の治療も行います。

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